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2020.08.10

その他

『リアルタイム産地』九州豪雨 人吉災害支援 ―自然栽培農家たちの決意と未来のために―②

この記事を書いた人: ピュアリィ
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文 企画・広報  青木 俊博

熊本県人吉市下薩摩瀬町にお住いの自然栽培農家 西弘敬さんの被災したご自宅に伺わせていただきました。

ご自宅は氾濫が起きた川沿いにあり、西さん宅の2軒隣の家は流されており、元の状態ははっきりとは分からない状況でした。

見渡す限り、壊滅的で、あるべき所に何もなく、あるはずがない所に車や物が散乱していました。土砂の力を物語っていて、言葉になりませんでした。

西さん宅は1階部分が浸水。家財、全てが流されて跡形がありませんでした。上流から流れ込んだ物が至るところにあり、どこから手を付けていいのか分からない状況でした。家の中も、外も辺り一面は厚さ20㎝の泥水だらけ。匂いがきつく、砂埃が舞う中スコップで泥を掻き出し、泥水に埋まって動かなくなった軽トラを男手10名程で運び出しました。

現地で支援に当たり様々なことを気付かされました。瓦礫に見える物も、西さんからすればゴミではなく家財。泥で汚れただけの財産であること。被災地と呼ぶには相応しくない言い方であることなど現地に行ったからこそ分かる事がありました。

瓦礫から出た木材だけをトラックに乗せ、市が管理している災害ゴミ仮置き場へ向かいました。そこには廃棄するために並ぶ車の列が200台ほどあり、分別された瓦礫の山に山積みにするため重機が絶え間なく動いていました。積み重ねられた畳の枚数には被害の凄さが伺えました。

作業は1日ではほんの少しのことしかできませんが、見ず知らずの人々が笑顔で力を合わせて瓦礫処理を行うため、励みにもなり、力にもなれたかと思います。

辛い状況であるにも関わらず、皆さんに笑顔で接してくださる西さんのお顔は忘れられません。

自然の力の前では人間は成す術もなく、逆らうことはできません。

復興には時間がかかり、継続的に支援が必要です。

募金を始め、できる人ができることを行い、被災された方々に寄り添い、継続的に何らかの形で支援することが大切だと思いました。

これからの環境を考えると災害は増えるかと思います。命あっての支援です。皆様もどうぞ末永く寄り添っていただければと思います。